サーバーとドメインの違いとは?ホームページに両方必要な理由と契約の確認ポイント

サーバーとドメインの違いとは?ホームページに両方必要な理由と契約の確認ポイント

ホームページ制作を始めると、「サーバー」と「ドメイン」という2つの言葉が出てきます。どちらもホームページを公開するために関係しますが、役割は別です。

簡単に言うと、サーバーは「ホームページのデータを置いて、見る人に届ける場所」、ドメインは「そのホームページにたどり着くための名前(アドレス)」です。

この記事では、初めての方でもイメージできるように、サーバーとドメインの違いと関係、ホームページに両方が必要な理由を整理します。あわせて、見落としがちな「誰が契約・管理しているか」の確認ポイントも紹介します。

サーバーとドメインの違いを簡単に言うと

まずは、それぞれの役割を見ていきます。

サーバーの役割:ホームページのデータを保管して届ける

サーバーは、ホームページの文章や画像、プログラムなどのデータを保管しておくコンピューターです。

誰かがホームページを見に来たとき、サーバーは保管しているデータをその人のパソコンやスマートフォンへ送ります。24時間動き続けて、いつ誰がアクセスしても表示できるようにしているのがサーバーの役割です。

会社のホームページでは、自分でサーバーを用意するのではなく、サーバー会社が提供する「レンタルサーバー」を月額や年額で借りて使うのが一般的です。

ドメインの役割:ホームページの場所を示す名前

ドメインは、「kenzo724.com」や「〇〇.co.jp」のような、ホームページのアドレスに使われる名前です。

インターネット上のコンピューターは、本来は数字の組み合わせ(IPアドレス)で区別されています。ただ、数字の羅列では覚えにくいため、人が分かりやすい名前として使われているのがドメインです。

ドメインは、ドメインを管理する会社(登録事業者)を通じて取得し、1年ごとなど決まった期間で更新しながら使います。ホームページのURLだけでなく、「info@〇〇.co.jp」のようなメールアドレスにも使われます。

「土地・家・住所」で例えるとこうなる

サーバーとドメインは、よく次のように例えられます。

  • サーバー=土地
  • ホームページ=その土地に建てた家
  • ドメイン=家の住所

土地(サーバー)がなければ家(ホームページ)は建てられず、住所(ドメイン)がなければ、訪ねてくる人は家にたどり着けません。

ただし、例えと違うところもあります。現実の住所は土地に固定されていますが、ドメインは「どのサーバーを指すか」を後から設定で変えられます。つまり、家を別の土地に建て直しても、同じ住所のまま来てもらえるイメージです。サーバーを引っ越しても、同じドメイン(URL)でホームページを見てもらえるのはこのためです。

ホームページが表示されるまでの流れ

ホームページを見るとき、裏側ではおおむね次のようなことが起きています。

  1. 見る人がブラウザにURL(ドメイン)を入力する、またはリンクをクリックする
  2. そのドメインがどのサーバーにつながっているかが調べられる
  3. つながっているサーバーに、ホームページのデータを求める
  4. サーバーからデータが送られ、ブラウザにホームページが表示される

2の「どのサーバーにつながっているか」を決めているのが、DNS(ドメインとサーバーを結びつけるための仕組み・設定)です。サーバーとドメインを用意するだけでなく、この設定で両方を正しくつなぐことで、はじめてホームページが表示されます。

実際の仕組みはもう少し複雑ですが、「ドメインを入口にして、サーバーにあるデータを見に行く」と考えると分かりやすいと思います。

ホームページにはなぜ両方必要なのか

独自のドメインで会社のホームページを公開する場合、サーバーとドメインはどちらか一方だけでは成り立ちません。

サーバーだけあって、ドメインがない場合

サーバーにホームページのデータを置いても、ドメインがなければ、見る人がそこにたどり着くための分かりやすいアドレスがありません。

サーバー会社が用意する初期のアドレスで表示できる場合もありますが、長く意味の分からない文字列になることが多く、会社のホームページとして名刺やパンフレットに載せるには向いていません。

ドメインだけあって、サーバーがない場合

ドメインを取得しただけでは、ホームページは表示されません。住所だけ決まっていて、家が建っていない状態です。

ドメインを先に取っておくことはできますが、ホームページを公開するには、データを置くサーバーを用意し、ドメインとつなぐ設定が必要です。

メールアドレスもドメインとつながっている

会社のメールアドレスに独自ドメインを使っている場合、メールもドメインの設定を通じて、メールを受け取るサーバーとつながっています。

そのため、サーバーやドメインの契約が切れたり、設定を変えたりすると、ホームページだけでなくメールにも影響が出ることがあります。サーバーとドメインは、ホームページとメールの両方の土台になっていると考えておくとよいでしょう。

サーバーとドメインの契約・管理で確認しておきたいこと

ホームページの制作を制作会社に任せていると、「自分の会社がどこのサーバーを使っているか分からない」「ドメインを誰が契約しているか分からない」という状態になっていることがあります。

普段は困らないことが多いのですが、ホームページを修正したいとき、制作会社を変えたいとき、担当者が交代したときなどに、情報が分からず手続きが進まないことがあります。一度、次の点を確認しておくと安心です。

誰が契約しているか(契約者・名義)

まずは、サーバーとドメインを「誰の名義で」契約しているかです。自社の名義なのか、制作会社の名義なのかによって、今後の手続きのしやすさが変わります。

特にドメインは、登録されている名義の人(会社)が、そのドメインの持ち主として扱われます。長く使う会社のドメインであれば、名義がどうなっているかは把握しておきたいところです。

どこの会社と契約しているか

サーバーとドメインが、それぞれどの会社(サービス)で契約されているかも確認します。

サーバーとドメインを同じ会社でまとめて契約していることもあれば、別々の会社で契約していることもあります。どちらでも問題はありませんが、「どこで何を契約しているか」が分かる状態にしておくことが大切です。

管理画面とログイン情報

サーバーとドメインには、それぞれ設定を変更するための管理画面があります。

管理画面にログインするためのIDやパスワードを、誰が持っているかも確認しておきます。制作会社しか知らない場合でも、少なくとも「どこにログイン情報があるのか」「誰に聞けば分かるのか」は社内で共有しておくと、いざというときに困りません。

担当者個人のメールアドレスやアカウントで登録されていると、その人が退職したときに引き継げなくなることがあるため、会社として管理できる形にしておくのがおすすめです。

更新費用の支払先と契約更新のタイミング

サーバーもドメインも、多くの場合は1年ごとなどの期間で契約を更新していきます。

更新費用を誰が、どこに支払っているのか、次の更新がいつなのか、自動更新になっているかを確認しておきます。制作会社の保守費用にサーバー代やドメイン代が含まれていることもあるため、請求書の内訳も見ておくと状況がつかみやすくなります。

更新の手続きが漏れて契約が切れると、ホームページやメールが使えなくなることがあります。特にドメインは、期限が切れたあと一定期間を過ぎると、他の人に取得されてしまうおそれもあります。

分からないときの確認方法

契約状況が分からない場合は、次のようなところから確認できます。

  • サーバー会社やドメイン会社から届いた契約・更新のメール
  • 請求書や領収書(サーバー代・ドメイン代の支払先)
  • ホームページ制作時の見積書や契約書
  • 制作会社や保守を依頼している会社への問い合わせ

制作会社に聞く場合は、「サーバーとドメインは、どこで・誰の名義で契約していますか」「管理画面のログイン情報は誰が持っていますか」と聞くと、必要な情報をまとめて確認できます。

制作会社や管理会社を変更するときは、こうしたサーバーやドメインの契約状況の確認が、最初の大事なステップになります。管理会社を変えるときの流れは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

サーバーとドメインは自社で契約する?制作会社に任せる?

サーバーとドメインの契約には、大きく分けて2つの方法があります。どちらが正しいというものではなく、会社の体制に合わせて選ぶものです。

自社で契約する場合

自社の名義で契約し、支払いも自社で行う方法です。

契約者がはっきりしているため、制作会社や管理会社を変えるときも、サーバーやドメインをそのまま使い続けやすくなります。一方で、更新手続きや支払いの管理、設定を変えるときの対応は、自社で把握しておく必要があります。

制作会社に管理を任せる場合

制作会社が契約や設定、更新をまとめて管理する方法です。

専門知識がなくても、サーバーやドメインの設定、更新の手続きを任せられるため、手間がかかりません。一方で、任せきりにしていると、契約の内容や名義が分からなくなりやすい面があります。

大切なのは、契約者と管理方法を把握できていること

自社で契約する場合も、制作会社に任せる場合も、「誰の名義で、どこと契約していて、誰が管理しているのか」を自社でも把握できていれば、大きく困ることは少なくなります。

制作会社に任せる場合は、名義を自社にしてもらえるか、ログイン情報を共有してもらえるかを、最初に確認しておくと安心です。

これからホームページを作る場合は、どちらから用意すればいい?

これからホームページ制作を依頼する場合は、無理に先にサーバーやドメインを契約しなくても大丈夫です。

制作会社が、作るホームページの内容や使う仕組み(WordPressなど)に合わせて、必要なサーバーを案内してくれることが多いためです。使いたいドメイン名が決まっている場合は、他の人に取得されないよう、先に取得しておく方法もあります。

すでに契約済みのサーバーやドメインがある場合は、契約先や管理画面の情報を確認して、制作会社に伝えておきましょう。サーバーを選ぶときに確認したいポイントは、こちらの記事でまとめています。

KENZO724.が大切にしていること

KENZO724.では、サーバーとドメインの仕組みが分からない方にも、何をどこで管理するのかを分かりやすくご案内します。

制作会社だけが分かる状態ではなく、お客様側でも契約状況を把握できる形を大切にしています。すでにお使いのサーバーやドメインの契約状況が分からない場合も、確認するところからご相談いただけます。状況によってはすべてを特定できないこともありますが、手元の資料や分かる情報をもとに、一緒に確認していきます。

よくある質問

サーバーとドメインは両方必要ですか?
一般的なホームページを独自ドメインで公開する場合は、ホームページを置くサーバーと、アクセスに使うドメインの両方を用意し、正しくつなぐ必要があります。
サーバーとドメインは同じ会社で契約する必要がありますか?
必須ではありません。サーバーはA社、ドメインはB社という形でも利用できます。同じ会社でまとめると管理しやすい面もあるため、管理のしやすさや制作会社の運用方法も含めて選ぶのがおすすめです。
サーバーを変えると、ドメインやURLも変わりますか?
ドメインとサーバーのつなぎ先を正しく設定し直せば、サーバーを別の会社に移しても、同じドメインをそのまま使い続けられます。移行するときは、ホームページだけでなくメールへの影響も確認します。
ドメインを変えると、ホームページのURLも変わりますか?
はい、ドメインはURLの一部なので、ドメインを変えるとURLも変わります。名刺や印刷物、検索エンジンからの評価などにも影響するため、ドメインの変更は慎重に検討した方がよいでしょう。
サーバーやドメインの契約が切れるとどうなりますか?
ホームページが表示できなくなったり、同じドメインを使ったメールが送受信できなくなったりする可能性があります。更新のタイミングと支払い方法は、定期的に確認しておきましょう。

まとめ

サーバーはホームページのデータを保管して届ける場所、ドメインはそのホームページにたどり着くための名前(アドレス)です。役割が違うため、ホームページを公開するには両方を用意し、正しくつなぐ必要があります。

また、サーバーとドメインはホームページとメールの土台です。誰の名義で、どこと契約していて、ログイン情報を誰が持っているのか、更新はいつなのかを把握しておくと、制作会社の変更や担当者の交代があっても慌てずに済みます。

サーバー・ドメインの確認からご相談ください

「自社のサーバーやドメインがどうなっているか分からない」という段階でも大丈夫です。契約状況の確認から、これからの管理方法まで、分かりやすくご案内します。

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