ホームページの制作データがなくても修正できる?

「ホームページを直したいけれど、制作会社から何もデータをもらっていない」「制作会社と連絡がつかず、元のデータが手元にない」
制作データがないと、修正はできないのではと心配になるかもしれません。
実際には、制作データがなくても修正できるケースは多くあります。ただし、何が手元にないのかによって、できることと難しいことが分かれます。ここでは、その見分け方と、データがない場合の進め方を紹介します。
目次
「制作データ」とは何を指すのか
一口に「制作データ」といっても、いくつかの種類があります。
何がないのかを分けて考えることが、最初の一歩です。
ホームページを表示するためのファイル
HTMLファイル、画像、デザインを整えるファイル(CSS)など、実際にホームページを表示するためのファイルです。WordPressの場合は、テーマやプラグイン、記事のデータ(データベース)などが含まれます。
これらは、基本的にサーバーの中に保存されています。
デザインの元データ
PhotoshopやIllustrator、Figmaなどで作った、デザインの設計図にあたるデータです。
ロゴやバナー画像の元データもここに含まれます。
こちらは制作会社のパソコンなどで管理されていることが多く、依頼した側の手元には渡されていないこともあります。
管理画面やサーバーのログイン情報
WordPressの管理画面、サーバー、ドメインの管理画面などに入るためのIDとパスワードです。
厳密には「データ」ではありませんが、修正できるかどうかに一番大きく関わるのは、実はこのログイン情報です。
制作データがなくても修正できることが多い理由
ホームページが公開されているということは、表示するためのファイルは今もサーバーの中にあるということです。
そのため、サーバーやWordPressの管理画面に入ることができれば、デザインの元データが手元になくても、次のような修正はできることが多いです。
- 文章の修正や追加
- 写真の差し替え
- ページの追加
- 一部のレイアウトやボタンの調整
「元データをもらっていない」という状態でも、ログイン情報さえあれば、修正の相談はそれほど難しくないということです。
他社が作ったホームページを修正するときに確認したいことは、こちらの記事でも紹介しています。
データの状況別にできること・難しいこと
手元にあるもの、ないものによって、できることは次のように変わります。
ログイン情報があり、デザインの元データだけがない
この場合は、多くの修正に対応できます。
文章や写真の修正、ページの追加などは問題なく進められます。WordPressで作られていれば、管理画面から更新できる部分も多いでしょう。
難しくなるのは、ロゴや画像内の文字を直したい場合です。画像の元データがないと、文字だけを差し替えることができないため、画像を作り直すことになります。
サーバーには入れるが、WordPressの管理画面に入れない
サーバーのログイン情報があれば、サーバー側の操作でWordPressの管理者アカウントを確認したり、新しく作ったりできる場合があります。
少し専門的な作業になりますが、ここまでできれば、通常の修正に進めることができます。
ログイン情報が何もない
この場合は、修正の前に、ログイン情報を取り戻すところから始める必要があります。
まずは、サーバーとドメインの契約名義を確認します。自社の名義で契約していれば、サーバー会社やドメイン会社に問い合わせることで、ログイン情報の再発行などができる場合があります。
制作会社や管理会社の名義で契約している場合は、その会社の協力が必要です。連絡が取れるなら、ログイン情報の共有や、名義の変更を依頼します。
制作会社独自のシステムで作られている
制作会社独自のCMS(更新の仕組み)で作られている場合、その会社以外では修正が難しいことがあります。
仕組みそのものを他社が扱えない場合は、修正ではなく、ホームページを作り直す判断が必要になることもあります。リニューアルを考えるタイミングについては、こちらの記事で解説しています。
制作データがない場合の進め方
1. 手元にあるものを確認する
まずは、手元にあるものを確認します。
- 制作時の契約書、見積書、請求書
- サーバーやドメインの会社から届いたメール
- 納品時に受け取った資料やファイル
- 社内で誰かが管理画面に入っていたことがあるか
制作から時間が経っていると、担当者が変わって情報が分からなくなっていることもあります。昔のメールや書類をたどると、意外なところに情報が残っていることがあります。
2. 修正したい内容を整理する
どこを、どのように直したいのかを整理します。
文章の修正だけなのか、画像の作り直しが必要なのか、ページの追加なのかによって、必要なデータや作業量が変わります。
修正の頼み方や、よくある依頼内容については、こちらの記事でまとめています。
3. 制作会社や管理会社に相談する
分かっていること、分からないことを伝えて、修正を依頼したい会社に相談します。
「ログイン情報が分からない」「元のデータはない」といった状態でも、そのまま伝えて大丈夫です。どこから確認すればいいかも含めて、一緒に整理していくことになります。
よくあるケースと対応の例
制作データがない状態でのご相談には、例えば次のようなものがあります。
担当者が退職して、ログイン情報が分からない
社内でホームページを担当していた人が退職し、管理画面のログイン情報が分からなくなったケースです。
この場合は、まずサーバーやドメインの契約メール、請求書などを探します。サーバーのログイン情報が見つかれば、WordPressの管理画面に入れるようにできることが多いです。
制作会社と連絡がつかなくなった
制作会社が事業をやめた、担当者と連絡が取れなくなったというケースです。
サーバーやドメインを自社で契約していれば、自社で手続きを進めることができます。制作会社の名義で契約している場合は、契約先のサーバー会社やドメイン会社に、どのような手続きが取れるかを問い合わせることになります。名義人の協力がないと手続きが難しい場合もあるため、早めに確認しておきたいところです。
画像の中の文字を直したい
トップページの大きな画像に、キャッチコピーや電話番号が文字として入っていて、その部分を変えたいケースです。
画像の元データがない場合は、画像を作り直すか、文字を画像から外してテキストとして表示する形に変更します。テキストにしておくと、今後の修正もしやすくなります。
修正を依頼するときに伝えたいこと
制作データがない状態で修正を依頼するときは、次のような情報を伝えると、状況を把握してもらいやすくなります。
- ホームページのURL
- 修正したい場所と内容(画面のスクリーンショットがあると分かりやすい)
- 手元にあるログイン情報や資料
- 制作会社やサーバー会社の名前(分かる範囲で)
- 修正を希望する時期
「どこまで分かっていて、どこから分からないのか」が伝わると、確認の手間が減り、見積もりもスムーズになります。
今後データで困らないために
今回の修正をきっかけに、次のような情報を自社でも管理しておくと、今後同じことで困らずに済みます。
- WordPressの管理画面、サーバー、ドメインのログイン情報
- サーバー・ドメインの契約名義と更新時期
- ロゴや画像などの元データ
- 制作時の契約書や納品物
ログイン情報は、担当者個人だけが知っている状態にせず、社内で共有・保管できるようにしておくのがおすすめです。
KENZO724.が大切にしていること
KENZO724.では、制作データやログイン情報がそろっていない状態でのご相談もお受けしています。
いきなり「作り直しましょう」とお伝えするのではなく、まず今のホームページとサーバーの状況を確認し、今あるもので修正できるのか、どこまで対応できるのかを整理するところから進めます。
また、修正が終わったあとは、ログイン情報や必要なデータをお客様の手元でも管理できるようにすることを大切にしています。
よくある質問
- 前の制作会社にデータを渡してもらうことはできますか?
- 契約内容によって異なります。サーバー上のファイルは渡してもらえることが多いですが、デザインの元データは契約に含まれていないこともあります。まずは契約書や見積書で、納品物の範囲を確認してみてください。
- ロゴの元データがありません。どうすればいいですか?
- ロゴをホームページに表示している画像から、同じような形で作り直すことは可能です。ただし、細部まで完全に同じにするのは難しいこともあるため、名刺や印刷物など、他でも使う予定があるかどうかも含めて相談するのがおすすめです。
- ホームページのデータを丸ごと保存しておく方法はありますか?
- サーバーの管理画面や、WordPressのバックアップ用プラグインを使えば、ホームページのデータをまとめて保存しておけます。定期的にバックアップを取っておけば、万が一のときにも元の状態に戻しやすくなります。
まとめ
ホームページの制作データがなくても、サーバーやWordPressの管理画面に入ることができれば、修正できることは多いです。
大切なのは、「何がないのか」を分けて考えることです。デザインの元データがないだけなら多くの修正に対応でき、ログイン情報がない場合は、契約名義の確認から始めます。
手元にある資料を確認し、分かることと分からないことを整理するだけでも、相談は進めやすくなります。
データがそろっていなくてもご相談ください
「制作データがない」「ログイン情報が分からない」という状態でも大丈夫です。今のホームページとサーバーの状況を確認し、修正できる範囲と進め方を一緒に整理します。





